「契約の箱」見つかる3!?
Found Out Ark Of The Covenant3
!?

ハンス・メムリンク ブタペスト美術館蔵

ヨハネ福音書に次の記述がある。
「兵士たちがきて、イエスと一緒に十字架につけられた第1の者と、もうひとりの者との脛(すね)を折った。しかし彼らがイエスのところにきた時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その脛を折ることはしなかった。しかし一人の兵卒が槍でわきを突きさすと、すぐ血と水とが流れ出た。ヨハネ福19−33−34
イエスの体を突き刺しているのが有名な「ロンギヌスの槍」だ。
イエスが十字架上で息絶えた瞬間に「地は揺れ動き、岩はさけた。」マタイ福27−15 このことから、イエスが磔刑に処せられた直後、大地に亀裂が走ったことがうかがわれる。
もしもこの裂けた岩がクロスホール(十字架の柱穴)の土台石であったとすれば、イエスが槍で刺され、赤血と血清(血と水)が脇腹から流れ落ちた時には、それが流れ込むのに十分な亀裂が、すでに真下にできていたはずだ。したがって、洞窟の真上6メートルに位置しているクロスホールがイエスの磔刑につかわれたものであるなら、当然ながら亀裂を伝わって石棺にまで流れ込んだ黒い物質も、イエスの血液であるということになる。
ロナルド・ワイアットはこのアイデアの真偽を確認するため、この物質をできる限り採取して、帰国後、科学研究所に分析を依頼する。
結果は驚くべきものだった。



科学研究所の血液鑑定が処女懐胎を裏付けた


この物質は人間の血液であることが判明した。
しかもそれは驚いたことに「母親の染色体しか持たぬ成人男性」のものであった。
イエス・キリストの母マリアは処女の時に聖霊によってイエスを身ごもったとされる。そんなことが科学的にありえるのだろうか。
通常、胎児は卵子と精子から、各々23本、計46本(23対)の染色体を受け継ぐ。このうち男性を決定するY染色体を遺伝子が「1本」提供するかしないかで、男女の別が決まる。遺伝学の常識であろう。男児の場合、XY染色体一対以外に22対(44本)のXX染色体を持つ。それに対して女児は、23対(46本)のXX染色体を持つ。ところが問題の血液には、XYが一対(これは男性のしるしである)と残りはXX染色体が通常の半数11対(22本)しか存在しなかったのだ。つまり、母親の染色体だけということになる。
医学用語ではこのような染色体を持つ個体を「半数体」と呼び、その出生を「処女生殖」と呼ぶ。
処女生殖は昆虫の世界ではよく見られる現象だ。蛾の未熟精卵を静電気で刺激するだけで、半数体は生まれてくる。ただしそれは1代限りの寿命で終わる。また蜂の場合、半数体はみな雄蜂になる。
人間でも、半数体の女児がうまれた報告がある。
ただ、男児のケースはこれまで皆無であった。ところが1995年にこの常識を覆す報告が、イギリスの科学誌「ニューサイエンティスト」に掲載された。
「父親不在の血を持つ少年」と題されたその論文によると、極めて異例な血液を持つ3歳の少年が発見されたのだという。彼の白血球には、何と、父親の染色体が含まれていないのである。調査を担当したエジンバラ大学のデヴィッド・ボンスロン博士によると、母親の遺伝子は未受精卵の段階で細胞分裂を開始した。その後、受精を受けたのだが、父親の遺伝子は分裂した卵細胞の一部にしかいかなかったのだ。その結果、皮膚細胞には父親の遺伝子が認められても、造血細胞には母親の遺伝子しかないという、特異な男児が生まれた。
事実、同年9月30日には、ニューヨークのAP通信も「ついに科学者が受精を待たずして細胞分裂した人の卵子の最初の事例を発見した」と大々的に報じている。(左図)
この種の受精を医学用語では「部分的処女生殖」と呼ぶ。
この少年の場合「父親の染色体を持たない男でも生きられる」ことを証明した点で極めて画期的な例といえる。
最近の研究によれば、卵巣付近の細胞にY染色体をもつ女性も発見されている。それが特殊な条件のもとで卵子と結合し、部分的処女生殖を起こす可能性が、遺伝子学者の間で指摘されている。
マリアとイエスにもそれが起こった可能性は十分あり得るのだ。
遺伝子の分析技術が発達し、イエスの血液だと特定できるようになった今の時代だからこそ、発見の意義が十分に理解されるという点も重要である。もしこれが数十年前の発見であったら一笑に付されて終わっていたに違いないのだから。








母親の染色体しか持たない男児の発見を告げるAP通信の記事
























参考文献 徳間書店 Jonathan Gray 契約の櫃 Ark Of The Covenant





つづく契約の箱見つかる





















































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