DNAとヘブライ語モーセの十戒板受け取りの謎



          
a)「秘密の知識」を表す絡み合う2匹の蛇。これはDNAの2重らせん構造(b)を表し(c)現代でも医療を象徴するマークだ。


十戒板受け取り


出エジプト記24章 
1.また、モーセに言われた、「アロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの70人の長老たちと共に、主のもとにのぼってきなさい。そしてあなた方は遠く離れて礼拝しなさい。」
2.ただモーセひとりが主に近づき、他のものは近づいてはならない。また民も彼と共にのぼってはならない。
3.モーセはきて、主のすべての言葉と、すべてのおきてとを民につげた。民はみな同音に答えて言った、「わたしたちは主の仰せられた言葉をみな、行います。」
4.そしてモーセは主の言葉を、ことごとく書き記し、朝早く起きて山のふもとに祭壇を築き、イスラエルの12部族に従って12の柱を建て、・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9.こうしてモーセはアロン、ナダブ、アビウおよびイスラエルの70人の長老たちと共に、主のもとにのぼって行った。
10.そして、彼らがイスラエルの神を見ると、その足の下にはサファイアの敷石のごときものがあり、澄みわたる大空のようであった。
11.神はイスラエルの人々、指導者たちを手にかけられなかったので、彼らは神を見て、飲み食いした。
12.ときに主はモーセに言われた、「山にのぼり、わたしの所にきて、そこにいなさい。彼らを教えるために、わたしが律法と戒めとを書き記した石の板をあなたに授けるであろう。」・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出エジプト記31章
18.主はシナイ山でモーセに語り終えられた時、証しの板2枚、すなわち神が指を持って書かれた石の板をモーセに授けられた。・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出エジプト記32章
15.モーセは身を転じて山を下った。彼の手には、かの2枚の証しの板があった。板はその両面に文字があった。すなわち、この面にも、かの面にも文字があった。
16.その板は神の作、その文字は神の文字であって、板に彫ったものである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


シナイ山から下りてきたモーセは、イスラエルの民が黄金の牡牛の像を作り、それを崇拝しているのを見て怒り狂い、遂にその2枚の石板を砕いてしまう。しかし、イスラエルの民が悔い改めたので、主は再び律法と十戒を授けられることになる。

出エジプト記34章
1.主はモーセに言われた、「あなたは前のような石の板2枚を、切って作りなさい。わたしはあなたが砕いた初めの板にあった言葉を、その板に書くであろう。・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
27.また主はモーセに言われた、「これらの言葉を書きしるしなさい、わたしはこれらの言葉に基づいて、あなたおよびイスラエルと契約を結んだからである。
28.モーセは主と共に、40日40夜、そこにいたが、パンも食べず、水も飲まなかった。そして彼は契約の言葉、十戒を板の上に書いた。


以上が旧約聖書出エジプト記から見たモーセの十戒板の受け取りの場面である。

モーセはシナイ山で、まず神自身が書いた十戒の石板を受け取る。しかし彼はイスラエルの民が黄金の牡牛の像を作り、それを崇拝しているのを見て怒り狂い、これを叩き割ってしまう。
そして、次にモーセが神の言葉を別の石板に書き取ることになる。神のお手本通りに。
このことは何を意味するのか?

セガリア・シッチンの興味深い説を紹介すると、・・・

モーセは、「神の筆跡」、「神の指で記された」、神々のアルファベットを秘密の知識として伝授されたのである、とする。
モーセが神から伝授されたアルファベットは22文字。「22」とはDNAを含む染色体(常染色体)の数と一致する。DNAとは遺伝子情報を記憶する一種のコンピューターであり、情報の読み込みには一種の「言語」が使われる。DNAとは「言語」を内包したシステムなのである。
 遺伝子情報を読み込むための「DNA言語」は、(アデニン)、(グアニン)、(シトシン)、(チミン)という4種類の塩基が、
「CGTAGAATTCT・・・・・・・・・」といった具合に鎖状に連なったものだ。この塩基の配列の中に暗号化された遺伝子情報が含まれているのである。
 自然界においては、暗号化された遺伝子情報は一瞬にして解読される。mRNA(メッセンジャーRNA)という情報の運び屋が情報を転写し、3文字の単語(コドンと呼ばれる遺伝子情報の最小単位)に並べ直すのである。こうして単なる塩基の羅列に過ぎなかった遺伝子情報が、「CCA」ーー「TCG」ーー「CTA」ーー「AAG」といった3文字ずつの「単語」に分割された文章へと解読されるのだ。DNA言語は「3文字言語」が基本型なのである。遺伝子情報はDNA言語を通じて迅速に処理され、また膨大な量の情報がきわめて機能的に記憶されている。その情報処理速度にせよ、記憶容量にせよ、現代のコンピューターなど比べものにならない。
近年、コンピューターの情報処理システムを現在方式の「1」と「0」の2文字(2進法)から、DNA言語の4文字に変更する研究がなされた。
 1997年、生体のDNAそのものを組み込んだコンピューター・チップが開発された。こうして完成した「DNAコンピューター」は、けた違いの処理速度と記憶容量を誇っており、膨大な計算を要する宇宙物理学の分野などでの活躍が期待されているという。
 古代シュメール語の直系の子孫である古代ヘブライ語は、「根源語」と呼ばれる古い単語を基盤として構成されているが、「根源語」はみな「3文字単語」である。古代ヘブライ語の「根源語」が「3文字単語」なのは、DNA言語「3文字単語」であることと無縁ではあるまい。つまり、神々は人類の染色体から「文字」を作り、DNA言語から「言語」を作って人類に与えたということだろう。
 旧約聖書「箴言」18−21に「死も生も舌の力に支配される」の一句がある。この句は何らかの比喩的表現と解釈されてきた。しかし、「舌の力」、すなわち言語がDNAと密接な関係を持っていることを考えると、この句は文字どおり解釈すべきだろう。生と死を究極的につかさどっているのはDNAに記憶された遺伝暗号、そして「舌の力」が発する言語も元をただせば遺伝暗号なのだから。



参考文献:セガリア・チッチン 人類創世の謎と宇宙の暗号 学研







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