ファティマ






ファティマの奇跡と聖母預言3
















6回目の出現(10月13日) 奇跡最後の日となるこの日、噂を聞いてヨーロッパ全土から集まった群衆は7万人とも10万にともいわれる。その中にはヨーロッパの主要な国の新聞記者、科学者の顔もあった。そして、聖母が約束したとおり、驚くべき奇跡が起こったのである。この日は早朝から雨が降り続き、コーワ・ダ・イリアは泥沼と化していた。正午ぴったり、ルチアが叫んだ。「あのお方がいらっしゃいました・・・」 群集が見守る中、白い雲が3人のこどもたちを包むように沸き起こり、地上5-6メートルの高さまで上がって消えた。それは3回繰り返された。貴婦人とルチアとの対話が始まったが、群集には聖母の姿は見えず、その声も聞こえなかった。ただ閃光のきらめきや、奇妙な甘すっぱい芳香が周囲に漂い、こどもたちの顔が変化するのを目にしただけだ。すると突然、ルチアが叫んだ。「見て! 太陽を見て!」・・・黒い雲に覆われていた空が大きく割れて、そこから青空が現れ、太陽が姿を見せたのだ。突然現れた太陽は、奇妙な動きを見せた。ぶるっと身震いしたかと思うと、火車(かしゃ)のように回転し、四方八方へあらゆる色の光線を振りまいた。樹木も岩肌も群集も虹色に包まれ、一帯は幻想的な世界と化していった。太陽は回転を停止すると、水平に移動、また元の位置に戻ると回転を始める。2度の小休止をはさんで3度目の太陽の色彩放射は一番激しいものだった。・・・そして突然、目もくらむような太陽の急降下がはじまり、ジグザグに落下してくる太陽を見て、群集は凄まじい叫び声をあげた。
・・・群集がパニックに陥り焼き殺されると感じた瞬間、突然太陽は落下を中止し、ジグザグと上昇しもとの位置に戻ったのである。この大スペクタクルが繰り広げられた時間は10分間であった。群集は、今起きたことが信じられないという表情で放心状態であった。


 コインブラ大学教授、アルメイダ・ガレッタ博士の証言:「私は土砂降りの雨の中で、ずぶ濡れになってしまった。雨が止むと、きらめく太陽のようなものが、厚く覆っていた雲の層を突き抜けて出現した。群集の目はいっせいにその方向へ向けられ、私もそれを見た。輝いているが目がくらむほどのものではなく、輪郭が明瞭な円盤状の物体だった。外観は良質の真珠のような、鋭く変化のある透明のようなものだった。。鈍い銀色の灰皿みたいという周囲の声が聞こえたが、その形容は正確ではない。それは夜空の月にも似ず、それ自体の色も影もない。むしろ銀色の貝殻を削り取って磨き上げた車輪といった方がよい。誰も霧を通して見る太陽とは混同しないだろう。円盤の周囲は少しもぼやけず、中心部もはっきりと輝いていた。たえず変化しながら輝く物体は、目まぐるしく運動し、それ自体が驚くほど急速に回転していた。」(太陽が2つ現れた丘より)





 この奇跡はファティマから遠く離れた地域でも大勢の人に目撃されている。当時の有名な詩人A・ビエラは、ファティマから40キロ離れた自宅から見た光景を次のように話している。「私は驚いた。空中のスペクタクルに魅せられた。まったく聞いたこともない現象なので、びっくり仰天した。このバルコニーから見たんだ」 この太陽のような円盤は、少なくともファティマを中心に半径40キロの範囲で目撃されたことになる。すると500メートル以上の高空に出現した、直径1キロぐらいの巨大な円盤状の物体だったことになる。

 このファティマの現象について、英王立天文協会のH・ジョーンズ博士は、次のような声明を発表した。「ファティマの現象に関して、その日に天文学上の記録は何もない。宇宙に異常な現象は何も記録されていない」と。



 ファティマの第3の預言はその後どうなったのか?今でもヴァチカンの奥深く秘蔵されたままだが、その預言の一部をパウロ6世が、世界を核戦争の恐怖に陥れた「キューバ危機」の翌年の1963年に、当時の米大統領ケネデイとソ連のフルシチョフ首相、および一部外交官に書き送ったといわれ、その預言の抜粋が出回ったことがあった。また、預言を受けたルチア(90歳)はコインブラのカルメル修道院で健在だが、そのルチアが訪れた司祭に語ったという預言の一部も、巷間に伝わった。

第1、第2の預言が戦争に関するものである限り、第3の預言も、人類の破滅に関するものに間違いない。それも、パウロ6世が失神するほどの、壊滅的打撃を与えるものになるはずだ。聖母は繰り返し人類の悔い改めを訴える。それは悔い改めない人類の破滅への警告なのだ。
もし最後の時が近づいて、人類が自ら改心しなければ、世の苦しみはいっそう深刻化する。善い者も悪い者も、牧者はその信徒とともに、世の支配者はその民とともに滅んでいくことになるという。















聖母のお告げにより建てられた現在のファティマ大聖堂

ファティマの祝日には150万人以上の信者が広場を埋め尽くす。



























1967年5月13日、ファティマを訪れたパウロ6世とルチア




パウロ6世は第3の預言を聞かされたとき、その凄まじさに失神をしたと伝えられた。












参考文献:大予言辞典 学研
      :月のufoとファティマ第3の秘密 TOKUMA BOOKS
       コンノケンイチ



知られざる バチカン・ローマ法王の「聖書預言」への挑戦とは




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