死海文書
1947年、ある羊飼いの少年(ムハンメド)が、死海のほとりの洞窟(参照:下記古写真)で古い巻物を見つけた。それはエステル記を除く旧約聖書のすべての写本の断片で、おそらくイエスの時代頃に書かれたものと思われる。これらはクムランの修道院から持ち出され、エッセネ派と呼ばれたユダヤ人たちによって、洞窟に隠されたものと見られている。
この発見で、大昔の筆記者がこの特別の意味のある言葉をいかに正確に書き写していたかがわかった。死海文書は、クムランの洞窟で陶器の壷に収められていた。写本断片の中には紀元前2世紀のものもある。
死海文書と陶器の壺
クムラン洞窟
参考文献
関谷定夫著:旧約聖書の考古学
(ヨルダン社
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